出張買取や不用品処分、解体のご依頼で多いのはご両親や親族の方がお亡くなりになられたあとの遺品整理によるものが多いです。

その他にも、お一人で生活されているご高齢の方が施設に入居されたりご家族と同居される折に依頼されるケースもあります。

どちらにも共通する課題が、家の中に残された大量の“もの”をどうするかです。

親族が亡くなられ、ご遺品の整理をされているお客様は、家の中に残ったその大量の“もの”の整理・処分に大変な苦労をされているケースが目立ちます。

お亡くなりになる戦中・戦後の貧しい時代を生きてこられた世代の方々は、今の若い世代の感覚では捨てるのが当たり前の物でも残して保管しておられることが多いです。

“物を大事にする”という価値観は大切なことだと思います。

しかし、まったく使用しないものまでなんでもかんでも残してしまうと、その蓄積は1年程度でも気付けば膨大な量になってしまいます。

近年は若い世代を中心に“消費社会”の価値観が見直されている風潮があるように感じますが、とはいえ、まだまだ普通に日常生活を送っていると購買意欲を刺激されることも多く、意識していないとついつい不要な物まで買ってしまいがちです。

現代社会では、身の回りの物を“意識的に処分”するか、“意識して買わない”ことに努めない限り、あっという間に生活空間が物で溢れ返ってしまいます。

要するに、今は普通に生活していれば家の中のものは増え続けてしまう社会なのです。

その上、不要なものまで残してしまっていたらどうなるでしょう?

ゴミ屋敷とはいかないまでも、家の中の各部屋、倉庫や物置に自力での片付けでは終わりが見えない膨大な量の品々で溢れてしまう結果となります。

単身の高齢者やご夫婦お二人で暮らしの家なのに、食器や布団が親戚一同分を賄えるほどの量があったり、衣類も45ℓの袋に20袋以上、そして、その分を収納していたタンスなども2tトラック3台分...

といったケースが特殊でもなんでもなく割と普通にあります。

その他にも、古い引き出物類が押し入れを占有していたり、大小様々な調度品など、驚くほどの量の品々が家の中には存在しているのです。

これらを残したままお亡くなりになり、残されたご家族が地道に片付けようと奮闘されます。

忙しい合間を縫って、一つ一つ分別しながらゴミ袋に入れ、収集日に出すという作業を繰り返します。

近所にお住まいなら少しは時間的にも余力が生まれるかもしれませんが、中には休日に遠方から飛行機で帰省して片付けるというのを繰り返しておられるお客様もいらっしゃいました。

慣れない作業かつ、量が尋常ではないので途中で我々業者に依頼されるお客様も多いです。

普段、利用しないサービスではあるので最初は料金の高さに驚かれる場合もありますが、ほとんどのお客様から

「こんなに楽ならはじめからお願いしておけばよかった!」

と、大変喜んでいただけます。

それだけ、家の中の膨大な量の品々を個人で片付け、処分するというのは気の遠くなるような作業量に相当するのです。

このように、自身が亡くなったあとに家族や親族の方へ苦労をかけることは本来は誰も望まないはずです。

愛する家族へ自信が亡くなったあとに負担を強いることのないよう、まだ元気に身体が動くうちに家の中の不要なものは処分しておく必要があります。

家族に負担をかけない70歳からのスマート終活

まだ元気なうちに終活といっても、早すぎてもある意味“死”を受け入れてしまうようでメンタル面にネガティブに作用しかねません。

かといって、頃合いを見計らっていて気づいたら思うように身体が動かなくなってしまっていた

という事態になりかねません。

要するに、バランスが大事なのかなと思います。

私の両親もそうなのですが、今の時代、65歳くらいまでは現役世代と遜色ないと思いますし、70歳を過ぎても下手をすると不摂生なアラフォーの私なんかよりも健康で体力もあるんじゃないか思える場面もあります(笑)

多くの人の場合、60歳で終活はまだ少し早いのかなという印象です。

70歳前後で身辺の整理を始めるのが大きい持病のない健康な人にとって気持ちの面と体力的な面の両方でバランスがいいように思います。

気持ちの面でいうと、そもそも

“終活”=死を受け入れる

みたいな意味づけがネガティブなことが問題だと私個人は思っています。

死なない人間はいません。

遅かれ早かれ、誰でも死ぬのは自明の理です。

そして、年齢が高いほど死ぬ可能性は高いのも明々白々の事実なわけです。

であれば、そんな当たり前のことにネガティブな印象を抱くこと自体がナンセンスだと思うのです。

詰まる所、「死だ後に愛する家族に負担を掛けたいか掛けたくないか」です。

一部の特殊な事情のある人を除いてみなさん、ご自分の死によって家族に負担を強いる事態は避けたいはずです。

だとすれば、ある程度の年齢に達したら終活して身の回りをスッキリさせておいた方がスマートではないでしょうか?

相続に関することなどもそうですが、あなたはご自身が亡くなった際に、

「父さん(母さん)も面倒なこと残して死んでくれらしたね〜!線香もあげる暇んなか!」

と、家族の大事な日常生活を犠牲にさせてまで苦労を強いたいですか?

「父さん(母さん)、ちゃんと整理しとらしたけんすーぐ片付いた!線香でもあぐっかね!」

と、日常生活を侵害することなく、感謝の気持ちから自発的に動いてもらいたいですか?

当然、後者だと思います。

亡くなったあとに家族を困らせてしまうような事態はとてもスマートとは思えません。

かといって、終活という労力が必要なことを当たり前だとも思えません。

我々としては、“終活=賢い(スマートな)選択肢

だという認識が世間に普及してくれればいいのにな〜

と思っています。

本来、“終活の賢いやり方”の意味合いが“スマート終活”というワードからは連想されると思います。

もちろん、そちらがメインではありますが、

「終活する人って家族想いだし賢いよね〜」

というイメージにも繋がると思っています。

元気とはいえ、70歳前後の人が身の回り物を片づけるというのは、同じことを若い人がやるより肉体的にかなりシンドイはずです。

しかも、中には思い出の品であっても見切りをつける決心を要する場面があり、精神的にもシンドイことがあるかもしれません。

そんなシンドイことを高齢にも関わらず実施する。

なんのために?

“家族のために”

めちゃめちゃカッコ良くないですか?

そんでもって、先を見据えた最善の行動ですから、賢い行いと言えます。

普通に考えて当たり前ではないし、普通はできない行動です。

終活終活と簡単に言うけど、途轍もない労力を要することと、将来を見据えて自身の事よりも家族を第一に考えることのできる非常に賢い選択を取ることは多くの人にとって簡単ではないはずです。

そういった意味で、終活はスマートなことに違いないのですが、どうせならスマートな終活はスマートにやりたいですよね?

「終活なんて、どこからどう手をつけていいかわからないよ〜」

と思われる方も多いと思いますので、スマート終活のポイントについてお伝えしていきたいと思います。

財産分与などの相続面は法律の専門家にお任せするとして、家財道具などの物理的な身の回りの家財道具や物品の終活に関してです。

スマート終活のポイント

1.買取店や出張買取を利用する

善は急げと、家の中の不用品を自己判断ですべて捨ててしまう方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、場合によっては中古品として市場価値がある品物も捨ててしまう方も多いです。

無駄な労力と出費を極力抑え家の中をスッキリさせることもスマート終活のコンセプトです。

ご自宅の不要な物の中から実は中古品として市場価値があり、リサイクルショップ等で買取りをしてもらえる可能性が高い品物をいくつかご紹介します。

・オーディオ ・楽器 ・カメラ ・玩具 

などの趣味性やコレクション性の高いものは壊れていたり、古いものであっても中古市場で需要があり高値が付きやすいことが多いです。

もちろん、同じジャンルのものでもハイエンドやエントリーなどモデルや価格帯もピンキリですので、すべてではありません。

しかし、これらは捨て方がわからない物でもあるので、初めから捨てようとするよりは買取店で査定してもらう方が意外な高値がつく可能性も高いのでオススメです。

逆に、ノーブランドの使用済みの食器類や古い家具、衣類や型落ちの運動器具などはほとんど値段がつかないことが多いです。

生活家電全般も年式が5〜7年以上経過した物は値段がつかないことが多いです。

ゴルフクラブや釣具なども高く買取りされやすいですが、エントリーモデル(定価が安い)や、ハイエンド(定価が高い)でも発売から年数が経過してたり、使用感が目立つ状態のものは価値が下がる傾向にあります。

ごく稀に、型落ちでも未使用で保存状態が良ければ高額で買取可能なケースもあります。

思い入れの強いお品や、購入当時にはかなり高額だったお品でも今では買い手がつかずに廃棄処分するしかないような物も中にはあるかもしれません。

邪魔にならない物で、少量ならそのまま置いておいても問題ないと思います。

しかし、そういう類のものが多すぎると結局いつまで経っても片付く事はありませんし、気づいた頃にはご自身では処理が不可能な状態に陥っているかもしれません。

こうなると、無駄に出費が嵩んだり、結局は家族に苦労を強いることになってしまいます。

今現在使っておらず、今後も使う予定のない品物は早めに手放す勇気と決意を持つことが金銭的な損や家族への負担を減らすことに繋がります。

そのために、出張査定は家の中の不用品にお金という指標で判断材料を与えてもらえるので手放す物と保有する物の線引きの一助になるかと思います。

買取店への持ち込みでの査定は、もし持ち運びが大変な大きい物や、大量の品物の場合、満足できる値段がつかない場合や買取不可の場合に再度持ち帰る手間がかかるので、店舗へ持ち込んで査定してもらう場合は持ち運びに苦労しない小さい品物や少量の品物をおすすめ致します。

市場価値のある“資産”を捨ててしまうリスクや、価値も思い入れもない“負債”をいつまでも保有してしまう問題の解決のためにスマート終活の初期段階で出張査定の利用は損得勘定の面でも気持ちの整理の面でも必須だと言えます。

当社では、出張買取歴が約10年のベテラン査定員が丁寧に正確な査定をしてあなたのスマート終活のお役に立ちます!

スマート終活を進めるにあたって不明な点や不安なことがありましたらお気軽にお電話ください!

出張料・査定費用など一切頂きません!

無料にてお伺い致します!

お気軽にご相談ください。080-9054-2667受付時間 10:00-20:00 [ 不定休 ]

お問い合わせ お気軽にお問い合わせください

2.小さい不用品は少しずつ処分する

意外かもしれませんが、業者に依頼する場合、家の中の小さい物の処分が費用を高額にしてしまう大きな要因です。

大量の食器類や衣類、多種多様な日用品の数々...

家中の棚や引き出しなどの収納スペースを見ていただくとあらゆる種類の細かいものがかなりの数あるかと思います。

定期的に使用するものならばいいのですが、おそらく大半は過去数年遡っても使用した記憶のないものや、今後も使用する予定のないものだと思います。

仮に、これらを処分する場合、当然ですが分別が必要です。

可燃物、不燃物、リサイクルなど、それらすべての大量の品々を分別するのにはかなりの時間と労力を要します

逆にタンスや家電などは中が空であれば2〜3人で運んでトラックに積み込んで処理施設まで運べばいいため、慣れた作業員であれば短時間で済みます。

加えて、可燃物や不燃物といった細かいものがまとまって出ると最終処分費用が高額になります。

ですので、家の中の不用品で細かいものは少しずつお客様の方で分別しながら決まったゴミの日に出して減らしていくことで費用を最小限に抑えることができます

布団類も業者が処理施設に可燃物で出すよりも、お客様がお住まいの自治体の定める方法で処分した方がリーズナブルなことが多いので、ご不要な布団類もその方法で減らしておくことをオススメします。

3.大型家具などは不用品回収業者に依頼する

中のこまごました物が片付いたら空になったタンスや収納棚などの処分をどうするか悩まれるかと思います。

これらも実際はお住まいの自治体の粗大ゴミ等で処分した方がかなり安価で済むことが多いです。

しかし、処理施設まで持ち込んだり、事前に電話予約をして家の外まで搬出しなければならないなど高齢の方や女性には難しい条件であることが多いです。

このようなご自身では動かすことができないような大型家具や家電は不用品回収業者に依頼するしかありません。

また、整理できた順に一つ一つ不用品回収を依頼するよりはまとめて複数をトラック積み放題プランのような各社独自のパック料金などで依頼した方がトータルで見た時にかなり安価で済むことが多いです。

理由は、大型家具家電類を搬出するのに業者側からすると、人員2名を動かすとして、例えば10分でタンス1つを積み込むのと1時間で2tトラックいっぱいに積み込むのとでは自社→現場→処理施設(自社)の流れを経る以上はタンス1つだとしても人件費の面で料金を安くできる限界があるからです。

もちろん、運良く近くの他の現場と重ねたりすることで安くできることもあるかもしれませんが、時の運なのと業者次第なので期待薄です。

また、トラック積み放題パックのような業界各社が提供している同じ名称のサービスでも、細かい条件等が各社でかなり差があるため注意が必要です。

まず、同じ軽トラや2tであってもトラックの仕様やサイドのコンパネの有無などで積み込み可能な実量にはかなりの差が出ます。

加えて、回収する品物によってもそれぞれ処分コストの多寡があるため、依頼する品々がパック料金に含まれているかといった条件の確認は最低限必要かと思います。

中には見積もり以上の金額を請求してくる業者もいるため、トラブルを避けるために見積もり時に追加料金の有無の確認は必須です。

不要になった大型家具家電等を長期間放置しておくことに何のメリットもありません。

信頼できる業者が決まったら処分してしまった方が実生活でも今後を見越した場合にもメリットが多いかと思います。

当社ではお見積りでお出しした金額以上の請求は絶対に致しませんし、無理な契約を迫るような営業もしません!

現場を拝見させて頂いてのお見積りでも完全無料にてお出しできますので、お気軽にお電話ください!

お気軽にご相談ください。080-9054-2667受付時間 10:00-20:00 [ 不定休 ]

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費用と労力を抑え終活を任せられる業者の選び方

身辺の不用品の整理に専門業者の助けを借りることは、作業の効率化を図れて、時間の短縮による気持ちの余裕が生まれることなどから賢い選択の一つだと思います。

ただ、ゼロからすべてを業者任せにしてしまうと費用がかなり高額になってしまいます。

また、確認事項も多いので、事前の打ち合わせに少しでも抜けがあると業者とのトラブルに発展する可能性も高くなります。

生前整理や遺品整理といった比較的新しい分野のお客様のニーズを理解して不用品の整理や回収を行なってくれる業者はまだ少ないのが現状です。

ほとんどの不用品回収業者は依頼されると廃棄物の回収という名目で作業しますので、価値のある品物も廃棄物として料金を受け取って回収してしまいます。

ですので、前述したようにご自宅の不用品の整理で業者の手を借りる場合、まずは出張買取業者に査定してもらい、不用品の中から価値のある品物を選定する方が損せずに済みます。

順番としては、

①出張買取 ②不用品回収

となります。

また、出張買取業者の中には“出張料金”を請求する業者もいるので、問い合わせの段階で、仮に買取が成立しなくても出張料が無料かどうかは聞いておくとトラブルを回避できます。

不用品回収業者を選ぶ際も、お客様の要望をしっかりとヒアリングして理解した上で、最良のプラン提示してくれるかを見極める必要があります。

具体的には、追加料金の有無です。

見積もりの金額以外に、作業終了後に車両費やドライバー料金などのよくわからない業者都合の料金を追加してくる業者もいます

これは飲食店でメニューに記載された料理を注文したら表示料金にプラスして食器や箸に別途料金を請求しているレベルに意味不明です。

百歩譲って業界の慣習などの業者側の言い分があるとしても、お客様からしたら「知るかそんなもん 笑」なので、事前に説明してない時点で舐めた商売をしていることに変わりはないので利用する価値はありません。

当日、お客様都合で見積もり時と作業内容が変化すること以外で料金が高くなることがあってはいけないのです(安くならいいと思いますが 笑)。

一般に馴染みのあるサービスなら手順や料金などの面でお客様が不安を抱くことは少ないと思いますが、不用品回収など滅多に利用することのないサービスでただでさえ不安なところに完全に信頼を失うような曖昧な会計はぼったくりです。

“ぼったくり”というと、相場より法外に高額な会計だと誤認されがちですが、お客様からの事前合意のない曖昧な会計をぼったくりと言います。

逆に言えば、仮に法外な料金でも十分な説明を聞かされた上、お客様が十分検討し、納得した上で契約すればそれはぼったくりとは言わないと思います。

日本語的にも“ぼったくり”の対義語は“明朗会計”です。

話を戻すと、お客様が不安を抱きやすい不用品回収のようなサービスでは最低限、明朗会計でなければならないということです。

口頭での契約はトラブルの最大の原因になりやすいので、見積書は必ず発行してもらい契約内容も十分に確認するのが最善だと思います。

当社では出張買取査定と不用品回収処分のお見積りを一度の訪問でお出しすることが可能です!

もちろん、無理やり契約を迫ったり、契約後に料金の変更を迫ったりすることもありません!

しかも、出張査定、お見積りは完全無料です!

生前整理や遺品整理の分野で約10年のキャリアを積んだベテランスタッフが親切丁寧に最適なご提案を致します。

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